バッグと傘

バッグと傘

どうも!

管理人の影吉良吉【かげよしりょうきち】です。

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「岸辺露伴は動かない」はジョジョの奇妙な冒険第4部のキャラクター、

岸辺露伴が主人公のスピンオフ作品です。

 

前回はエピソード6 密漁海岸についてのネタバレ記事でした。

今回は、「岸辺露伴は動かない」の番外編になる

【岸辺露伴グッチへ行く】です。

 

 

 

2011年10月号の女性向けファッション誌、SPURの特別読切として

「岸辺露伴 グッチへ行く」は掲載されました。

 

当時、創設90周年を迎えるイタリアの有名ファッションブランド

グッチ(GUCCI)と奇跡のコラボを成し遂げました!

マンガとファッションブランドのコラボって、すごくないですか?

 

 

私の知る限りでは、そんなマンガはありません(笑)

今作で岸辺露伴は、「グッチの工房」へ出向きます。

いったい、何のために・・・

 


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岸辺露伴はグッチが大好き!真のバッグの使用方法とは?

彼の名前は岸辺露伴。

職業は漫画家。

 

 

イタリア、トスカーナ地方まで来た露伴。

イタリアのすべてに魅了されていた。

 

生ハムとワイン、白いんげん豆。

白トリュフのパスタ。

 

それに美しい通訳の女性、

岸辺露伴「よろしくね・・・通訳」

 

 

自然と芸術に恵まれた土地を堪能していた。

だが、今回の旅行の目的は料理や女性を鑑賞することではない。

 

 

フィレンツェ郊外にある「グッチの工房」へ行くことだ。

 

2ページに渡り、露伴と通訳がドンっとデカく描かれている。

ストーリー上は意味がないが、さすがグッチとのコラボ。

 

なぜか、通訳がブティックでわざわざ着替えて再登場した。

おそらく、この身につけている服やバッグもグッチが

デザインしたバッグなのだろう。

 

 

工房の職人「ボンジョルノ。そちらはウェブをあしらった

70年代製のボストンバッグでございますね。」

岸辺露伴「そーゆーマニアックなネーミング言って精神的に圧倒してくるのはやめてよね~~」

 

[char no=”1″ char=”ノーマル”]確かに意味不明な言葉でサッパリわからん![/char]

 

 

露伴には、日本からわざわざイタリアに来た理由があった。

手に持っているボストンバッグを工房の職人に見せた。

 

通訳「あの~~。この人、口が悪くて・・・

失礼なのは私の言葉じゃないんですよォ」

少し言い訳っぽい通訳の言葉。

 

 

レザー製品を担当する職人は、露伴に用件を聞いた。

ボストンバッグは、日本で温泉宿を経営していた露伴の祖母が

大切にしていた形見のバッグだった。

 

そのバッグの中に【ペン】を一本入れる・・・

それから【飴玉】もあるので、一個いれる・・・

 

 

工房の職人「一体お客様なんのことでしょう?」

 

 

露伴は黙って続きを見てほしいと言い、

【100ユーロ紙幣】はもったいないので

【50ユーロ紙幣】を一緒にバッグの中に入れてフタを閉じた。

 

再びバッグのフタを開けると【50ユーロ紙幣】だけが無くなっているのだ!

露伴は手品やトリックでは無いと宣告した。

原因はこの【バッグ】だ。

 

 

もう一度、今度は【10ユーロ紙幣】を入れて、フタを閉じる。

すると・・・

 

岸辺露伴「見ろッ!ドジャーン!なくなるんだよッ!」

フタを開けたときには【10ユーロ紙幣】だけが消えて、

【ペン】と【飴玉】はそのままだ。

 

 

ものを入れると金目のものだけが消えるバッグ。

もし指輪を入れたら、指輪だけが無くなる。

どういうバッグを製作しているんだとクレームを言う露伴。

 

[char no=”2″ char=”驚きの表情”]いやあ、確かに不便っすわ!

これじゃあ財布を入れることは出来ないわ[/char]

 

露伴は金を返してとは言わないが、バッグを修理して欲しいと頼んだ。

 

職人は何やら、このバッグを知っている様だ。

グッチのものづくりはメイド・イン・イタリーを貫いており、

伝統を重んじて、最高の品質と革新性を追求するのがグッチの哲学だと言った。

 

しかし、あくまで噂なのだがバッグの存在を耳にしたことはあると答えた。

かつて、天才的な職人が全世界に3個だけ特別に作ったとされるバッグ。

その所有者が存在するとは、職人も驚きを隠せなかった。

 

 

露伴は、そういうマニアックな情報は必要ないとあしらうように答えた。

工房の職人「本当に修理してもよろしいのですか?

お客様はこのバッグの【真の使い方】をご存じないようですが・・・」


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岸辺露伴が自己破産?なぜ悪党に好かれるのか?

バッグの【真の使い方】とはどういうことだ?

意味深な言葉を残した工房の職人。

 

 

露伴は一旦、その場を後にした。

この後、通訳にワイナリー案内をされる予定だ。

 

通訳「ねえ、露伴くん。こっちのバッグも素敵よォ」

岸辺露伴「だから、そーゆーのはいいからって言ってるだろ・・・

日が暮れる前までに帰りたい。修理して欲しい。」

 

[char no=”1″ char=”ノーマル”]なれなれしい通訳だな。オイ![/char]

 

 

ワイナリー案内をされてワインを飲んでいる間に

通訳に財布、パスポート、携帯、クレジットカードまで盗られた露伴。

 

田舎道を歩いていると、辺りがだんだんと暗くなり雨も降り出した。

信号や明かり一つすらない場所、こんなところで遭難するとは思わなかった。

 

その時、草むらに誰かが落とした【グッチの傘】が落ちていた。

そして、傘から漂うこの臭いは【牛の糞】だ。

糞の中には、元素のリンが多く含まれている。

 

 

 

マッチ箱にも含まれている元素だ。

露伴はバッグに入ったボールペンを、ガチガチと石にこすりつけて火をおこした。

その火に気づいた車が止まって、なんとか遭難を免れた。

 

岸辺露伴のバッグはロカカカ?等価交換はジョジョの定番

最寄りのホテルまで送ってもらえたが、露伴は所持金を持ち合わせていなかった。

宿泊代は【60ユーロ】だが、現金もクレジットカードも盗まれてどうしようもない状態だ。

 

 

その時、ロビーにいた男性が露伴に声をかけた。

男性は家まで帰るのに傘を持っておらず、

露伴が持っている【グッチの傘】を【60ユーロ】で売って欲しいと言った。

 

この現象はいったい・・・

 

露伴は最初、【50ユーロ】そして、【10ユーロ】をバッグに入れた。

合わせて【60ユーロ】分が今、返還された。

 

 

バッグの【真の使い方】は危険に陥った時に

「等価交換」するためのスタンドバッグだった。

 

おばあちゃんに感謝する露伴。

だが、もうバッグは修理させてしまった・・・

 

 

ホテルのフロントマンが【50ユーロ】を追加すれば、

豪華なステーキとワインを楽しめると言われた。

しかし、もう露伴の手元には現金がなかった。

 

あと【50ユーロ】・・・

最初に【100ユーロ】をケチらず入れておけばよかった。

露伴は寂しく【飴玉】をなめて一晩を過ごした・・・

 

まとめ

等価交換のバッグって、いざという時に使えますね!

しかし等価交換というワードが荒木先生は好きなんでしょうか?

もしかして、ロカカカに関係するの?

 

 

 

また、【10ユーロ紙幣】が消えた時には【スティール・ボールラン】の

ヴァレンタイン大統領のセリフ、「ドジャーン」が出ましたね。

荒木先生のセルフオマージュっていう感じでしょうか?

 

ページ数は少ないエピソードでしたが見ごたえのある作品でした。

岸辺露伴は、ルーブルともコラボしているので、また次の機会に

書きます(笑)

 

 

それでは、また!


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