中秋の名月

中秋の名月

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どうも!

管理人の影吉良吉【かげよしりょうきち】です。

 

 

2018年7月19日発売の岸辺露伴は動かない、コミックス2巻に掲載されている

エピソード04「望月家のお月見」のネタバレです。

 

 

先日、アマゾンで【岸辺露伴は動かない】の第2巻を予約していたのですが、

ついに自宅に届きました!

 

 

【岸辺露伴は動かない】は、【ジョジョの奇妙な冒険】第4部の人気キャラクター、

岸辺露伴が主人公の短編集です。

岸辺露伴は原作者の荒木飛呂彦先生がモデルなのでは、と噂される天才マンガ家です。

 

 

 

今回はOVA同梱版も発売されていて、【岸辺露伴は動かない】第1巻に掲載された

「六壁坂」のストーリーが収録されています。

もちろん、私はOVA同梱版を購入しました(笑)

 

 

【岸辺露伴は動かない】というタイトルが気になって調べてみたのですが、

 

露伴は主人公ではなくナビゲーターという立場を取っているため、

「動かない」というタイトルには『岸辺露伴は語り部であって、主人公ではない』

という意味が込められているようです。

 

今回の単行本は4話の構成になっていて、どれも見どころ満載です。

まずは、【望月家のお月見】を紹介します。


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【岸辺露伴は動かない】望月家のお月見は命がけ!?

岸辺露伴がスパゲッティを食すシーンから始まる。

フォークにスパゲッティを巻き付け「シュルルルルルル」と

音を立てながら頬張る。

 

飲み込んだのかと思いきや、舌にスパゲッティを巻き付け

まるでフォークみたいにしていた。

 

 

この【岸辺露伴は動かない】シリーズでは、岸辺露伴が冒頭で

読者に向かって語りかけるのがお決まりだ。

 

いわゆるストーリテラーというやつで、岸辺露伴が体験したり、

人から聞き込みをして取材したネタを話かける作品です。

 

 

最近、予定がいっぱいで取材旅行に行けていないと愚痴をこぼす岸辺露伴。

今回は、近所に住むある家族の話をするそうだ。

名前は仮名で「望月家」とする。

 

最近、おばあちゃん(78)が転んで足首を骨折、

会社員のお父さん(50)と専業主婦のお母さん(46)、

大学生の長女(21)と中学校の長男(15)の5人家族。

 

 

「中秋の名月」望月家の忙しい夜が始まる・・・

 

仗助に髪型がソックリ!望月家の父親はヤンキーなのか?

 

望月家の父、望月昇(もちづきのぼる)が健康診断書の結果をマジマジと眺めていた。

望月家の母、晴留子(はるこ)の診断書だった。

結果は子宮頸がんで陽性を示しており、再検査が必要だった。

 

 

望月家の父は第4部の主人公、東方仗助にソックリな髪型でリーゼントスタイルだ。

違いといえばサイドが年齢のため、白髪になっているくらいだ。

 

 

震えてショックを受けている父は、

家の中で寝ながらキャッチボールしている長男の猛(たける)に

注意という名の八つ当たりをしていた。

 

八つ当たりは、まだ止まらない。

長女の亜貴(あき)がオシャレをして出かけようとするのを止めた。

今日は外出禁止だと言い放った。

 

 

子供たちは予定があるため、外出禁止には納得がいかない。

しかし、望月家では「中秋の名月」には家族全員で

お月見をして過ごす習わしとなっていた。

 

「中秋の名月」とは、いわゆる「お月見」で「一五夜」とも呼ばれる。

実は毎年、日付が変わるため、いつになるかはその年によって違う。

 

この作品は2014年に描かれたため、「中秋の名月」は9月6日と記されていたが、

2018年は9月24日が「中秋の名月」に当たります。

 

 

昇は声を荒らげて出かけることを拒否した。

望月家には代々、言い伝えがあった。

 

望月家は関ヶ原の戦いから、家系図が記されていて

昇が16代目の当主だ。そして、すべてのご先祖様の命日が

「中秋の名月」なのだ。

 

 

家系図の統計を見ると、例外は1人もなく全員が「中秋の名月」に

亡くなっていた。

信じられないと言う長男に話を続ける昇。

 

 

昇の父は、46歳の時にスズメバチに刺されて亡くなった。

スズメバチの毒に対してアレルギー体質だった。

 

昇の弟は17歳の時、学校の帰りに川で溺れている子供を

助けようとして亡くなった。

 

祖母のミツは2人を思い出して涙を流した。

二人とも「中秋の名月」に亡くなっている。

今日、出かけるのは非常に危険だった。

 

 

しかし、希望もあった。

命日は同じだが、必ずしも短命なわけではない。

昇のおじいさんは101歳、おばあさんは103歳まで長生きした。

 

[char no=”1″ char=”ノーマル”]ご長寿ですねぇ~![/char]

 

この2人が長生きな理由は、毎年必ずお月見を大切にしていて

家族で祝っていたらしい。

 

一方、昇の父はお月見に対して熱心では無かったため、昇の弟も同じ結果となった。

以上の統計から昇は、先祖が信じておこなってきた行為を続けると決断した。

 

 

誰一人として欠けること無く生きるには、

家の庭で【深夜の0時】までお月見を

大切に祝ってみんなでいることが条件だ。

 

 

お月見の団子を作ろうとする母、晴留子に昇は気をつかった。

自分が作るから今日は何もしないで・・・と。

 

昇は今日が過ぎれば、晴留子の治療は上手くいって回復するという事を信じていた。

望月家は、他の日は不死身だとも思っている。

 


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ジョジョに奇妙な望月家のお月見。もはやパーティーイベント?

お月見の準備をする望月家の人々。

テーブルを外に出し、団子とお供え、お神酒を用意した。

 

夜の庭に出るのを嫌がった長女。

おじいさんが蜂で亡くなり、自分も蜂アレルギーかもしれないと恐れた。

 

父は「蜂なんか居ねェーよ!」と言い張った。

蜂は夜に活動しないし、巣に帰って眠るから安心するように説得し、

お月見の準備をするように指示した。

 

 

おばあさんは「庭で音楽を聴いてもいい?」と聞き、母も賛成した。

庭にスピーカーを置き、テレビまで持ち出した。

長男が映画も観たいと言い、ビニールプールも出そうと提案した。

 

 

バーベキューコンロを持ち出し、晩ごはんのメニューは、

松茸、冷たい前菜、パスタ、牛の赤身、つけあわせは栗と柿も焼く。

長男はドローンで空撮していた。

 

夜になり、花火を上げてみんなでいっせいに「乾杯ァァーイ!!」

 

[char no=”3″ char=”キョトン”]お月見っつうか、パーティーだろ?コレ?[/char]

 

ここから、望月家の奇妙なお月見が始まる。

長男が操作しているドローンが木に止まっていた鳥を驚かせて

【木の枝】が【金魚鉢】の中に落ちた。

 

テーブルに置いていた長女のスマホがバイブレーションしていたので、

サッと取り上げたが、スマホの上に父の【メガネ】が置いてあり

ポトッと机から落ちた。

 

落ちた先には【金魚鉢】があり、さっき落ちた【木の枝】に

【メガネ】が引っかかりテコの原理で持ち上がった。

 

【木の枝】の先は二又になっていて、【金魚鉢】の【金魚】が

【木の枝】に引っかかり外へ飛び出した!

 

そして【金魚】は、ソファーに座っていたおばあさんの口の中に入った。

おばあさんは呼吸が出来なくなり、ガクリと気を失った。

おばあさんの足に【コンセント】が引っかかり、照明類が停電した。

 

 

しかし、誰もおばあさんには誰も気づかない。

 

 

父はバーベキューに使っていた【トング】を持ったまま

【メガネ】を探していたが、【トング】が熱い状態で【ビニールプール】に

穴を開けてしまった。

 

【ビニールプール】に入っていた長男が「父さん酷いッ!プールがッ!」と

叫んでいた。破れた【ビニールプール】に気を取られて、操縦していた

【ドローン】がコントロールを失った。

 

おばあさんの喉元に【ドローン】は墜落。

その衝撃で【金魚】が口から飛び出した。

「ゲホッ、ゲホッ」言いながら、何とか命を取りとめたおばあさん。

 

[char no=”4″ char=”泣き顔”]おばあちゃん、助かってよかったねェ~[/char]

 

夜空にはキレイな月が輝いていた。

 

ウサギはスタンドなの?それとも別の能力で擬人化!?

家族のみんなは、庭で疲れて眠っているが長女だけが起きていた。

ヒソヒソと長女は恋人に電話をしていた。

 

長女の恋人は家の裏まで来ていた。時間は午後11時50分。

お月見よりも恋人と過ごしたい思いが勝った長女は望月家の外に出ていった。

 

 

長女が門を出た瞬間、ポストの隙間から動物のような手が見えた。

ポストの扉が開くと、スーツ姿にプロレスラーの様なマスク、

そして腕時計をした大きな耳の不気味な男が出てきた。

 

しかし、この男は人間ではない!

この耳はウサギなのだろうか?

(歯が出ているので、ねずみ男っぽいが・・・)

 

 

ウサギ男が地面に落ちた葉っぱを拾いあげて

「フゥゥー」っと息を吹きかけると恋人の元に向かう長女に

【スズメバチ】が襲いかかろうとしていた。

 

ウサギ男「これから、とても辛いことが起こるが、

これは望月家に決められた事なのだ。例外は無い!」

 

 

今にも【スズメバチ】が襲いかかりそうな時に、ウサギ男は気づいた。

長女の恋人は、その手に婚約指輪を持っていた。

長女にプロポーズをしたのだ。

 

プロポーズを承諾した長女は、もう望月家の人間ではない。

仕方なくウサギ男は【スズメバチ】を通りがかりのライダーに

襲わせた。

 

 

バイクは横転して、コンビニに突っ込んでいった。

数を合わせるためにライダーは犠牲になったようだ。

ウサギ男は空に帰っていった。

 

ウサギ男は次に姿を見せるのを待っていた。

そのうち、望月家にうっかりお月見を忘れた者が現れるまでは・・・

 

まとめ

望月家のお月見はいかがでしたか?

お月見をちゃんとしないと、呪われるぞ~っと

何か昔話を思わせるような話でしたね。

 

現代では、先祖を思う気持ちとか薄らいでしまっているので

それに警鐘を鳴らすような作品でした。

 

しかし、ウサギ男は不気味ですねぇ。完全にねずみ男顔でしたが(笑)

ウサギ男を見たい方はこちらから試し読み!

eBookJapanならいつでも、どこでもスマホで「岸辺露伴は動かない」を読むことができます。

ジョジョラーならばコミックスとスマホ、両方で読みましょう(笑)

 

 

今回、露伴先生は完全にストーリーテラーという感じで

「世にも奇妙な物語」のタモリさん状態でした。

最初しか出番はなかったですね!

 

 

次回【月曜日 天気-雨】のネタバレ記事はこちら

 

 

それでは、また!


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