どうも!
管理人の影吉良吉【かげよしりょうきち】です。
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2016年12月19日発売のジョジョリオン(ジョジョ8部)、コミックス14巻に掲載されている
第57話「ミラグロマン その②」のネタバレです。
前回、57話前編では、東方常秀(じょうしゅう)が次々と増殖する
紙幣に困惑していました。
いくら使おうとしても、まったく減りません。
歩いて持ち運ぶのに限界を感じた常秀は、シフトが終わり嫌がるタクシー運転手に
5万のチップを渡し、帰宅しようとします。
しかし、ひょんなことから紙幣がライターの火で燃えだし、
増殖する瞬間を目撃してしまいました。
果たして常秀の運命は?
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ジョジョリオンの主人公は東方常秀だ!イケメン化でお金のスタンドを倒す
気がつくと常秀は、自宅のソファーに寝ていた。
「常秀、起きろッ!ソファーがヨダレでガビガビだ」
父、憲助が少し不機嫌そうに常秀を起こした。
「昨晩は、ここで寝てたのか?」
常秀は事態が飲み込めていなかった。
「ゆ、夢か・・・」
「あれが夢だったというのか・・・」
戸惑いながら自分の部屋に戻り、ドアを開けた瞬間・・・
また大量の紙幣が常秀の前に現れた。
夢なんかではなかった。
[char no=”2″ char=”驚きの表情”]これだけお金が増えると悪夢ですね![/char]
シーンは変わり、とあるマンションの廊下。
両手に抱えきれないほど、大量の食材を買い込み、
玄関の鍵を開けようとする男の姿。
「おい。苦竹財平だな。探したぜ!」
常秀が声をかけ、探していた男というのはアイドルの握手会で
財布を忘れていた男だった。
「オレのことは分かるな?」
事の発端は、苦竹財平の財布を拾ってからだ。
彼の住所を突き止めた常秀は問い詰めた。
「あんたか・・・ありがとう。本当に心からありがとう。」
意外にも苦竹が発した言葉は感謝の気持ちだった。
苦竹は紙幣を燃やしたことを知っていた。
そして、自分の前に常秀が現れることも。
苦竹財平が教えるルール。ミラグロマンの紙幣はジョジョに増えていく
苦竹財平はミラグロマンの呪いについて語りだした。
紙幣を燃やしたり、破壊すると呪いが「完全に移る」。
苦竹は2年前にライブを観るため、ドイツのハンブルク旅行に行った。
帰りにタクシーに乗ろうとしてが、紙幣が無かったため
出来心でライブ会場の出口にいたホームレスの空き缶から一枚もらった。
それが「ミラグロマンの紙幣」だった。
少しずつ増え最初はいい気分だったが、次第に人に譲ることも
交換することも、捨てることさえ出来ずカネは、まったく減らなかった。
ついに苦竹は紙幣をシュレッダーにかけてしまったのが最期だった。
本当はホームレスに返却するしか方法はなかったのだ。
[char no=”1″ char=”ノーマル”]悪いことは、するものじゃあないですね![/char]
実は、ホームレスの男はフリをしていて「呪い」を持って行くヤツを待っていたのだった。
それがミラグロマンの「呪いのルール」だ。
苦竹も同じ様にわざとアイドルの握手会に行き、
キャッシュカードに予測しやすい安易な番号を選択して、常秀に「呪い」を移したのだった。
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ジョジョリオンの世界では当たり前?ミラグロマンの名前の由来とは?
苦竹は2年間も待ち続けたが「呪いのルール」は街中のみんなが知っていた。
警察官、政治家、裏の人間も知っている。
常秀が出会った店のオーナーやタクシーの運転手、時計店の店員も全員
知っていたのだろう。誰も受け取ってくれないし、盗んでさえくれない。
【ミラグロマン】の由来は武器商人という都市伝説があり、
名前、国、時代は謎だが代々受け継がれ、世界的富豪になった。
しかし、ある時代に商人が長い期間の訴訟の裁判に負けて
500億ドル支払うことになった。
商人は亡くなり、手元には一枚の紙幣が残っていた。
それが【ミラグロマン】の最初の紙幣だった。
呪いはどこの国でも関係ない、紙幣の形を変えてくる。
そして移動するのだ。
苦竹にとって握手会のアイドルのポスターは、
久々に「買い物」が出来た幸せの証拠だ。
逃れるすべは誰かに渡すしかない。
買えば買うほど、増殖する。食べ物も携帯代、水光熱費さえも増やす要因だ。
服や靴など、苦竹は古着を恵んでもらってすごしていた。
餓死寸前で常秀に移動させたのだった。
アドバイスを終えた苦竹は、ペットボトルを手に取り、
「ありがとう。持っていってくれてありがとう。」
薄ら笑いを浮かべながら頭を下げた。
【ナット・キング・コール】
2つの異なる物質をつなげる能力。
苦竹が手にしている、ペットボトルのラベル裏には【ナット・キング・コール】で
つなげた紙幣が貼り付いていた。
「覚悟しな」
再び、苦竹に【ミラグロマン】の紙幣が戻ってきた。
ババ抜きで負けるがごとく苦竹は押し付けられた。
「持ってってくれよォーッ!ちょっぴりでいいんだよォォォー!」
[char no=”9″ char=”喜び”]珍しく常秀がかっこよく決めました![/char]
常秀は街中を歩いている時、有名バンドの宣伝カーが走っていた。
自分には何の才能もないのに、同じ年の彼らが売れていることに
虚しさを感じていた。
「オレには【何が】あるっていうんだ?あいつらはオレと・・・同い年・・・」
まとめ
いかがでしたか?
ミラグロマンの謎がついに解き明かされました。
最初の原因は、財布を忘れた男、苦竹財平の罠だったのですね。
お金があるのに使えないって、まったく意味がないですよね。
もしかすると、荒木飛呂彦先生は世の中の人達に
「お金がすべてじゃあないんだよ」と
訴えたかったのかもしれませんね。
ジョジョラーならばコミックスとスマホ、両方で読みましょう(笑)
おそらく、苦竹財平はアイドルのファンではなかったはずです。
ポスターを買えたという事実に幸せを感じれたのでした。
人間にとって幸せとは何でしょうか?
そして最後に常秀が、自分に【何もない】と言ったのは
この年頃の青年には、ありがちでどこか憂いを感じましたね。
さて、次回58話は本編にもどります。
それでは、また!
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